概要
『ラスト♡シンデレラ』は、2013年4月11日から6月20日まで毎週木曜日22:00 – 22:54に、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は篠原涼子。
キャッチコピーは「女の本音 VS 男の本音、ちょっとエッチな大人の恋物語。」。
彼氏いない歴10年の恋に不器用な39歳独身の「おやじ女子」を主人公に、女の本音・男の本音とともにお色気描写を交えて恋愛模様を描く大人のラブコメディ。平均視聴率は15.2%、最高視聴率は最終話の17.8%を記録した。最終話の瞬間最高視聴率はクライマックスシーンの20.9%
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放送当時、日本のテレビドラマでは性的描写が自粛傾向にあったが、フジテレビドラマプロデューサーの中野利幸は、「大人の恋愛を描く上でエッチな話や行為を避けるのは逆に不自然」であるとして、お色気シーンはリアリティを追求するためにも必要なものとして多く盛り込んでいる。また、表現については、健康的で明るいコントのようなスタイルを取り、卑猥(ひわい)さや生々しさを避けるように工夫され、視聴者が学校や職場などで気軽に話題にできるテレビ的エンターテインメントの原点を追求している。
これらの反響は大きく、視聴率は初回から第7話まで一度も数字を下げない右肩上がりを記録した。これは1989年に日本で視聴率がデータ化されて以来、民放の連続ドラマでは史上初のことである。初回から7話連続視聴率上昇という記録は、当ドラマの次のクールに放送された『半沢直樹』(TBS)に抜かれるまでは民放の連続ドラマ史上最高記録であった
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放送後の見逃し配信はフジテレビオンデマンドで毎週火曜日16:00に最新話が追加配信されている。このほかYouTubeの番組公式動画があり、本作のお色気シーンを集めたダイジェストは掲載から2週間で40万再生を記録している
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ヘアーサロン『HAPPY-GO-LUCKY』吉祥寺店で副店長を務める美容師の遠山桜。彼女は美容師としての腕は確かだが、自分のことには無頓着で私生活は自堕落。10年間彼氏がいなく恋の仕方も忘れている。ある日、自分の顎にヒゲが生えていたことが発覚してショックを受ける。そんな中、桜は新店長で同期の立花凛太郎とBMXライダーの佐伯広斗と出会ったことで、彼女の人生に転機が訪れる。